前回の話のつづき。
ハローワークで、時給850円という高時給の、梱包の仕事をみつけ、面接日時も決定。
さあ、いよいよ、ドッキドキの当日を迎えた私は、その会社の駐車場へ。
ちょっと早めに着いた私は、車の中で、時間調整し、高鳴る心臓の暴れっぷりに困惑しながら、『もうそろそろだわ』と、車を降りて、会社の中へ。
エレベーターで、指定された階へ行き、事務所入り口へ。受付の若い女性に、震える声で、「〇時に面接をお願いしております、たまご茹で子と申します。」
ご挨拶すると、その事務所のすぐ隣の、ついたてだけで仕切られた薄暗い部屋へ案内された。
着席して待っていると、40代半ばぐらいの総務の、爽やかではないヌメッとした笑みを浮かべた男性が来て、面接してくれた。
その場で「採用」と言われ、『よっしゃーーー!!!』と心の中でガッツポーズをした。もう仕事探しで、切羽詰まっていた。どうしても今日、ここの仕事を決めたかったから、脱力するぐらいホッとした。
次回、「来週の〇曜日、〇時に来てください」と、言われたので、
「わかりました。どちらに来ればよろしいでしょうか」と聞くと、
「その日、僕いないんやけど、今いるこの部屋で、もう勝手に入って待っててくれたらいいんで😀」
そう言われた私は、『勝手に!?いいの!?』と戸惑いつつ、翌週、時間通りに、会社へ。
事務所の受付の、おどおどした若い女性に一礼し、先週のヌメッとした総務の男性に言われた通り、面接を受けた部屋で座って待ってた訳。『ほんまにええんやろか・・・』
すると・・・ついたてを隔てた向こう側で、オジサン2人が、「チッ!遅いなぁ💧」「どないなっとんねん!💢」
『ハッ!?私の事よね!?💦舌打ち!?😱だけど、あの総務の男性が、ここで座って待っててッて言ってたし、受付の人も、今さっき、会釈してくれたし💦』
すると、「はぁぁぁぁぁぁ・・・💢」おっさんが、でっかい溜息。
私は大慌てで、立ち上がり、ついたての向こう側へ走って行き、
「あ、あのッ💦💦おッ・・・おはようございます💦💦💦」
「遅いッ!!!何しとったんや!!!💢待っとったんや💢💢」
40代後半~50代前半の、役職持った背の高いおっさんが、立ち上がって怒鳴ってきた。
「いえ💦あの💦こちらで・・・💦(あーもう謝ってまえ!)す、すいません😖😖😖💧💧💧」
ピリッと張り詰め、静まり返る事務所内。
申し訳なさそうな表情で見てくる先ほどの、おどおどした受付の若い女性。その後ろで、椅子にふんぞり返ってタバコふかしながら、笑ってこちらを見ている60代ぐらいのおっさん。(←オッサン2人のうちのひとり。)
後から聞いた話だけど、「勝手に入って待っとって」と言ったヌメっとした笑い顔の面接官は、このオッサン2人に、連絡するのを忘れていたらしい。
この時は、一応、謝った。謝ったけど、心の中では、怒りが渦巻いていて、顔面まっかっか😡😡😡
『もう今すぐ帰ったろかな』って思ったりもしてて、今思い出しても、腹が立ってくるぐらいなんだけど、
当時の私は、ようやく見つかった仕事で、これから子供2人、食べさせていかないといけなかったから、ここは、グッとグッと堪えて堪えまくって、奥歯ギリギリ噛みしめ、悔しさ、腹立たしさを押し殺した。
そんな事がありつつ、就いた仕事だったんだけど、もう最悪なとこだった。どう最悪かって?そのオッサン2人の、天下みたいな会社で、用事で事務所いく度、毎回その2人が、下品な話題でゲラゲラ笑いながら、ふんぞり返ってタバコばっか吸うてる。
仕事自体も、「もう今日は帰って~」と言われ帰らされる事が多く、ちっとも生活費が稼げない。仕事が大量にある日は、職場リーダーの50代ガッツ石松似のおじさんは、二日酔いのニオイをプンプンさせながら、倉庫の端っこで段ボール敷いて寝ている。休憩中ではなく、れっきとした仕事中に。
仕事も慣れて来た頃に、あの日、怒鳴ってきた40代後半~50代前半の背の高いおっさんが、不敵な笑みを浮かべて、
「あんた、家あそこなんてなぁ。わしもすぐ近くなんや~😄」なんて喋りかけてきて、しょうがないから笑顔で相手したけど、後々ずっと、その仕事辞めるまで、そいつの事は大嫌いのままだった。
結論&教訓として。
人前で初対面の他人を怒鳴り散らす上司のいる会社は、いろいろ問題ありありなので、初日の時点で、とっとと、やめておきましょう
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