3月29日(火)。
婦人科の個人病院で書いていただいた紹介状を持って、
赤十字病院へ行ってきた。
日赤さんは、コロナ対策として、
受診日までの2週間、
健康調査票(朝晩の体温と体調)の記録をするのがお約束。
総合案内で、紹介状と健康調査票を渡すと、
受付の年配女性は、手続き後、2階の婦人科まで案内してくれた。
婦人科では、問診票の記入と、血圧測定、体重測定をした。
しばらくすると、看護師さんが来て、
「こちらへどうぞ~」と別室での問診、聞き取り調査があった。
再び待合室で腰かけて待っていると、
「たまご茹で子さ~ん、1診へどうぞ~」
と、優しそうな声の女性がマイクで呼んできた。
第1診察室のドアを開けると、30代ぐらいの女性の先生が、
穏やかな表情で、迎えてくれた。
先生は、首からかけた名札を見せながら、自己紹介をして、
「よろしくお願いします(^^)」って言ってくれた。
黒髪をひとつにくくり、眼鏡をかけ、誠実そうな感じの良い先生。
今日は、私は、子宮筋腫の治療法について詳しく聞きたくて、
こちらの病院へ来た。
個人病院の先生からも、ざっくりは聞いていたけど、
そこのおじいさん先生、
そっぽ向いて話し、しかも、早口すぎて良くわからなかったので・・・
日赤の先生は、しっかり顔を見て、目を見て、
ていねいに、ゆっくりと説明してくださった。
「では、一度、見させていただきますね~( *´艸`)」
「えええええええ!!!」
いや、今日はお見せするつもりで来たのではなくですね、
お話だけ、伺いに、来たのであって、
私はもう金輪際、誰にも・・・
っていうか、紹介状の中に、個人病院でしてもらった画像が入っているでしょうに・・・
「お荷物、こちらに置いたままでも結構ですし、
不安なら、持ってっていただいてもいいですよ(^_-)-☆」
先生は言う。
『避けて通れぬ道なんだ・・・』
絶望感に包まれ、荷物置きのカゴに入れておいたカバンを抱きかかえる。
『こうなれば、しかたあるまい・・・
私には、アレがある・・・』
テレレレッテレーーー♪
「バスタオル~!!!」
そう、このバスタオルさえあれば、
これを、無防備になった下半身に巻きつけさえすれば、
スターを取ったマリオのように、一定期間だけ無敵になる私。
テーテーテー、テーテーテレッテ、テーテーテー、テーテーテレッテ☆
内診台。
カーテンはあるけど・・・
このカーテン、短すぎないか???
すぐ目の前に、
先生と看護師さんの足が見える・・・
めっちゃ近い・・・
「し、失礼しま~す・・・」
内診台におそるおそる座る。
すると即座に、厳しい顔の年配看護師さんが、
「はい、台、動きますね~」
ウイ~~~ン
台が上昇すると同時に、両足を置いた台もどんどん広がっていく。
『は・・・恥ずかし~~~~(ToT)』
なんという屈辱、なんという拷問。
それにあらがおうと無駄な抵抗をする私の両足。
全腹筋を使って、これ以上、開くものかと、両足を閉じようと頑張る。
なんなら、筋肉のコブである、子宮筋腫の筋力も総動員して、
最後の悪あがき。
台の動きが止まり、年配看護師さんが、
「お尻、下げてくださいねー。」
この状態で、お尻さげろて言われても、
どうやったら、お尻が下がるのかも理解できぬまま、診察スタート。
筋腫とはまた別に、ポリープがあったみたいで、
その場で手術となった。
「子宮頚管ポリープって、言われた事ないですか?取っておきますね~。
数日間、出血が続くと思います~。」
そして、先生は、短すぎるカーテンをガラっと開けてきて、
私の顔を見て、話しかけてくる。
『この態勢で、カーテン開けられるのも、顔みて話されるのも、
ムリー(/ω\)』
会話内容、覚えていない・・・
「はい、また先生のとこに戻ってきてくださいー」
年配看護師さんの声で、我にかえる。
気づけば、台はさがり、無意識のまま、着替えのあるとこまで、逃げ帰っていた私。
シクシク・・・
内診台、キライ・・・
子宮、取っちまえば、2度とこの内診台にあがらなくても良くなるんじゃない?
そんな事を考えながら、先生のところへ戻る。
「良性か、悪性か、調べる為に、MRIを取らせてください。
それと、貧血の状態を調べる為、今から血液検査もさせてください。」
MRIは、来週の火曜日に予約を取った。
「今、服用中の鉄剤は、飲み続けてもいいですし、
取っておいて次の生理の時に飲んでもいいし、どちらでも構いません。
無くなれば、またこちらで処方いたします。」
「手術の場合のお話ですが、
絶妙なサイズですので、もしかしたら腹腔鏡手術で行けるかもしれません。
腹腔鏡手術の場合、入院期間は6日間、術後の体への負担は軽い。
開腹手術の場合は、入院期間は、9日間。
どちらの手術も、術後、1か月はお仕事をお休みしていただく事になります。
飲食業との事ですので、重い物は、絶対持たずに、補助的なお仕事をしていただく事になります。」
私の頭の中は、
「職場の人に迷惑がかかる」
「手術代いくらかかるんやろう・・・」「欠勤中の収入どうしよう・・・」
不安でいっぱい。
来週、MRIとりに、また日赤に行って、
その翌週、検査結果を聞きに、診察。
次の診察では、「子宮を取ったら、内診台とはオサラバできるのか」
聞いてみようと思う。
そう思ったんだけど、
今日、職場の50代半ばのおじさんが、
「茹で子さん、聞いて~な~・・・
ワシ、一昨日の月曜日に、腎臓結石の管(ステント)ぬいてもらうのに、
病院行ったら、
女の人が、分娩に使うあの台に乗せられて、
ウイ~~~ン(両手で、足置きの台が広がるジェスジャー)
は~ずかして、恥ずかして(*ノωノ)
ステント入れる時は、普通にベッドの台で、若い男の看護師さんが5人ぐらいおったのに、
ぬく時は、分娩台で、女の看護婦さん(*ノωノ)
ほんで、その看護婦さん、
”ぬいたステント、見てみますか~”言うてくるんやけど、
どうでもええで、早よおろしてくれ、言うたわ恥ずかしい。
おろしてくれてから、そんな事は言うてくれたらええのに、恥ずかしい。
男で、そんなもんに、乗るなんて、ありえへんでー。
まぁ、また話のええネタが出来たわ(笑)恥ずかしい。」
もう大爆笑( ´艸`)
子宮を取ったら、分娩台とは一生オサラバって思ったけど、
このおじさんみたいに、突如、分娩台に乗せられる事もあるみたい(笑)
腎臓結石で、私も19歳の時に入院してて、石持ちではあるから、
あの屈辱的座椅子と、再び対峙するときが来るかもしれない。
その時が来たら、また報告するね(笑)
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